"The Future is Wild"という本をamazonで買いました。今日到着しました。
で、どんな本かといいますと、未来の生物の姿を科学的に推測してCGで描き出すという代物です。 北米のテレビ番組企画と連動しているようで、専門書というより一般向けの科学啓蒙書(あるいはSF)といった感じです。 値段もお手ごろで、Amazon だとこんな値段です。
本の構成は4つに分かれていて、初めの章では大陸移動などの予想される地球の変化と、生物進化の基本原理の簡単な紹介があります。 続く3章では、5百万年後、1億年後、2億年後の生物(ほとんど動物)を丁寧に解説しています。
何でも、5百万年後は氷河期の真っ只中で、1億年後には哺乳類がほぼ絶滅しています。 さらに2億年後には現在の大陸が一つになって第二のパンゲアPangaea IIが誕生しているとの事。 (パンゲアは、古生代の三畳紀に実在した超大陸で、現在の大陸はこのときすべて集合していました。パンゲアが分裂して出来たのが現在の大陸で、今は再集合の途中と考えられています)
2億年後の地球では魚(の子孫)が空を飛び、巨大なイカが8本足で地上(!!)を歩き回っているとの事。 笑えるところもあり、ケチをつけたくなるところもあり (でもちゃんとした科学者がアドバイザーについているので、学部生の浅い知恵で的を得たケチがつけられるかは疑問)、 科学者の想像力に驚くところもあり、と盛り沢山な本なので是非買ってみるといいと思います。
また読んでから書き込みます。 でも、英語だから時間かかるかも…
流し読みしていたら、未来の粘菌の図も発見。 木の枝から垂れて鳥様の生き物を捕食するのって…
ありですか?
前に似たような本が出てましたよね。グールトでしたっけ?あっちは図版だけみて結構楽しめた記憶が。
「アフターマン―人類滅亡後の地球を支配する動物たち 」っていう本(と番組)は記憶にあります。 著者はドゥーガル・ディクソンだそうですが。 こっちの本は入手してないですが、未来の生物を想像するというのも面白いゲーム(?)だと思います。 その根底にどんな生物学が潜んでいるのか、あるいは必要なのかを考察する良い勉強にもなりますし。